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アナリストの憂鬱

鈴置さんのBL3回目。
アナリストの憂鬱シリーズ
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恋のリスクは犯せない 2001年
誘惑のターゲットプライス 2002年
愛と欲望の金融街 2004年
愛のレイティングAAA 2006年

シリーズの初めに「ベンチマークに恋をして」があるんですが、キャストが違うので聞いてません。

レーベルの変更で、塩沢兼人さんと三木眞一郎さんから、鈴置さんと緑川さんに変わったの。
なので、鈴置さんご出演の「恋のリスク」から集めてます。

スミス・シェファード証券経済研究所のアナリスト邦彦が、ワシザキリサーチインスティチュート社長で伝説のストラテジスト鷲崎に出会い、翻弄されながらも愛も仕事も高めていく。

邦彦は緑川さん。
鷲崎は鈴置さん。

この組み合わせは前回のパールシリーズと同じなんだけど、同じキャストだとは思えないくらい違うんです。

特に緑川さん。
声の高さ、トーン、話し方、全部違う。
パールの郁実くんと邦彦は、はっきり別人。
緑川さん、うまい! すごい!

BLなんだけど、しっかりお仕事してます。
ほぼ、お仕事。邦彦、めっちゃ働いてます。鷲崎も忙しいです。
大きな仕事を任せられて、忙しくてなかなか会えない、誤解や嫉妬に苦しみながらも目的達成を目指し、そして仲直り。そんな感じ。

作者のご主人が証券会社だそうで、証券業界の雰囲気がわかります。ホンモノ知らないけど(笑)
ちなみに、アナリストシリーズは、同じ作者の「銀行員シリーズ」とリンクしていて、そちらのキャスト(和彦さん、十郎太さん)も話に絡んできます。
作者は銀行員だったそう。銀行の中の話、わかる、わかる!←これはわかるの、私も元銀行(笑)

NY本社でのスピーチを成功させる、主幹事を取る、経済書の執筆など、大きな目標に向かってしっかり取り組むお仕事ドラマ。
仕事は生きるために必要なんだから、しっかり仕事をしているアナリストシリーズは好感が持てます。

えっちな場面は多くはないけど、その分濃い。
鷲崎は邦彦から「エロオヤジ!」と呼ばれるくらいネチネチしてて、邦彦は反発しつつもいい声出してる。
ふたりとも普段は大人で落ち着いてるんだけど、ふたりきりになると我を忘れちゃう。
そのギャップに萌える。

大人でかっこいい鈴置さんの鷲崎に、美人だけど気が強い緑川さんの邦彦。
そして、
子安さんの鳥海、森川さんのジェフリー、和彦さんの林、十郎太さんの椿本先輩、勝生真沙子さんの西山さん(鷲崎の別れた奥さんで、いい役!)

原作を銀行員シリーズも含めて全部読んだこともあり、アナリストシリーズに愛着があります。
鈴置さんの出てるBLで一番好きなのはアナリストシリーズです。

シリーズ完結編「愛のレイティングAAA」は、鈴置さんの体調不良でレコーディングが延びたため発売も1ヶ月遅れました。

発売は2006年7月20日。
鈴置さんが亡くなったのは8月6日です。

CDの鈴置さんはとてもいい声だし、フリートークでもたくさんおしゃべりしてる。
とても、ご病気とは思えない。

特典ファンブックのインタビューでは、

インタビュアー「意外と邦彦も強いですよね。仕事上では鷲崎が絶対上なんだけど、プライベートになると主導権を握ってる」

「実はもう尻に敷いてんじゃないかな、とは確かに思ってました」
という緑川さんのことばに、
鈴置さんは
「意味深だねー、尻に敷いてる」
全員爆笑

ちょっ!
想像してしまったじゃないですか!

他にも、

ドラゴンボールは緑川くんとこういう関係になる前だから、これ(CD)を聴いていただいて、もう一回ドラゴンボールを…

周りから、
ダメですよ!想像しちゃうからダメです!
と止められたり。

サービス満載。
ご機嫌だったのかな。
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ファンブックのコメントも前向きです。

最後のBL作品。
そう思うと寂しくなって聴くのを躊躇するんだけど。ほんととてもいいCD。

鈴置さんは、自分のことを「緑川専用の男」と言ってらしたから、最後の作品も緑川さんといっしょでよかったです。

緑川専用の話は、また後日に。(笑)

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by m_n_erin | 2016-09-18 10:18 | 鈴置さんのBL | Comments(0)