「星界の断章」は、「星界の紋章」と「星界の戦旗」の番外編。
同一世界観のなか、紋章・戦旗のキャラクターたちが紡ぐ物語。
短い小説がさまざまな媒体で発表され、うち10作がオーディオドラマ化されています。
単体CDになっているもの、CDボックスの特典音源となっているもの、そしてラジオで一度放送されただけのもの。
その放送のみだった4作品をCD化したのが「星界の断章 オーディオドラマCDブック」なのです。
2011年発売。割と最近ですね。
amazonの出品者(古書店)から購入。
CD2枚と、ビジュアルイラストブックのセット。
「中古・良い」を買ったのに、新品でした!
CDパッケージにシュリンクがかかってる。
ラッキー。
CDには「接触」「原罪」「併呑」「童友」の4話を収録。
鈴置さんのドゥビュースさんは「原罪」に登場しています。
「原罪」は2006年。鈴置さんが亡くなる年。
6月21日収録で、亡くなった後の9月に放送されたそう。
なので、星界シリーズではこれが遺作。
ビジュアルイラストブックのドゥビュースさん。
ドゥビュースさんは、この2枚だけ。
ラジオドラマの最後の音声クレジットが昔から好きなのです。
ナレーターが全部言うんじゃなくて、出演者それぞれが役名と名前を言うのが好き。
今回のクレジットは、それぞれの最終回に各々が話すパターン。
「ドゥビュース 鈴置洋孝」
鈴置さんのこの言い方がすごく柔らかくて、ドキッとした。
きっと微笑んでる。
今まで聴いた中で一番やさしいクレジット。
この声が聴けただけで、十分満足。
またひとつ、鈴置さんの声を手に入れられました。