最近手に入れた、昔の雑誌。
とは言え、今から紹介する雑誌たちは2000年代。保存状態もよく、新品のよう。
内容だって、今とそれほど変わらない。
ちがうのは、鈴置さんが本の中にしかいないってこと。
サンライズエイジvol.1
2003年6月発行
名優の横顔 鈴置洋孝 4ページ
声優になったきっかけ、万丈、ブライト、鈴置プロデュースについて。
ゼータが始まったのはファーストの7年後。物語の中でもリアルタイムに7年後。富野さんから「鈴置くんもあれから7年歳をとってるんだからそのまま演ってくれ」と言われたそう。本当に7年だもんね。
日向くんのこと話してる♡
「小次郎はおじさんだよ」(笑)
テレビアニメ完全ガイド
ドラゴンボール天下一伝説
2004年7月発行
声優紹介で4ページ。
ドラゴンボールは、最初の頃にちょこっと見ていただけ。あんまり知らない。
この本を読んで、天津飯だけでなく、天津飯が出なくなった頃から天下一武道会のアナウンサー、あの世一武道会のアナウンサーもやっていたことを知って、動画を探す。
あの世一武道会のアナウンサーは裏声でテンション高い。言われないとわからないわ。
放送当時、小さかった甥と姪に「僕が天津飯の声をやっているんだよ」と言うと、「スゴイ!やってみせて!」
目を輝かす甥っ子姪っ子に天津飯を披露したら、
「似てない」と言われたそう。
叔父さん、かわいそう(笑)
ボイスニュータイプ 2005年2月号
もう10年も前の雑誌だけど、この頃から声優さんはアイドルだったのね。みんなかっこよくてかわいくて、びっくりする。
私が若い頃も人気声優はいたけど、こんなに表舞台には出てこなかったもんなぁ。
ガンダム名優座談会 時の流れのままに
7ページ。
鈴置さん、池田さん、茉美ちゃん、徹、飛田さん。
2004年を振り返って、との問いかけに
鈴置さん「僕は今年はちょっと入院しましたけど。まあたまに休むのはいいものだと思いましたね」
池田さん「鈴置さんは働きすぎだから、そうやって何年かにいっぺん病院で休むんだよね」
はぁ…
あの頃、確かに何度も怪我とか入院とか聞いたけど、ちゃんと「元気になりました」とホームページに書いてくれるから、それで安心してた。
自分のホームページ持ってて、そこから発信してくれるってのは、すごく大きかったな。
座談会ね。
ブライトはずっとブライト。ゼータガンダムではガンダムから7年経過して変わってはいるところもあるけれど、ブライトの部下に対する対処の仕方は大きく変わっていない。ドラマの中のキーポイントになっている人。(鈴置さん)
ブライトって富野監督にとって「俺は常にこれくらいがんばっていたい」という基準線みたいなキャラクターなんじゃないかな。(池田さん)
スタッフの方に聞くと「なにやってんの」は、富野さんの口癖らしいですね。(飛田さん)
ブライトさんのことばかり、書き出してしまった。てへっ。

ボイスニュータイプ 2005年5月号
笑顔よ天国に届け
ファーストガンダム音響監督 松浦典良氏追悼座談会
4ページ
松浦さんのお話は、ガンダムファンならあちこちで聞いたことでしょう。
ガンダムのキャスティングをした人で、声優さんたちから絶大な信頼を得てて。
劇場版の音響監督だったのに、Ⅱから別の人に変わってしまう。そのことに対して、鈴置さんたちは納得できなくて、役を降りることも視野に入れて富野さんに説明を求めたことは有名なお話。
鈴置さん、池田さん、徹、鵜飼さんが語る、松浦さんとの出会い、思い出。
鈴置さん「向こうに行けば(塩沢)兼人もいるし、(井上)瑤ちゃんもいるし」
池田さん「瑤ちゃんにおいしいもの作ってもらってるんだろうなぁ」
鈴置さん「もうすぐ池田秀一も行くし(笑)」
徹 「おいおい!」
池田さん「いい酒用意しといて(笑)」
はぁ…
仲良し故の冗談だけど。
そんなこと言ってた人が次の年に逝っちゃうなんて。寂しすぎる。
今月発売の「クールボイス」の池田さんと徹の対談(名探偵コナンがらみ)で、徹が鈴置さんの名前を出してました。
「ガンダムの頃は飲めなかったから飲みに行く池田さんと鈴置さんを見送っていたけど、今は飲める」
鈴置さんのことを話してくれると、読む人の心の中に鈴置さんが蘇る。うれしかったです。
買おうかと思ったけど、1400円だったので諦めました。声優さんの雑誌は高いね。
本の中の鈴置さんは、一応これでおしまい。
また入手できてない雑誌も何冊かあるので、見つけたらまた。
CD「愛のレイディングAAA」のリーフレットから。
亡くなる前月の2006年7月発売。
だから、これがたぶん最後の鈴置さん。