ターンエーガンダム全50話、見終わりました。
感想を書きたいんですけど。
なんて言うのかな。
ものすごく楽しかったのですよ、ターンエーガンダムは。
ガンダムなんだけど、戦いなんだけど、モビルスーツなんだけど。
なんだろう?
戦争なのに極力相手を傷つけないようにすることとか、
モビルスーツを生活の道具として利用していることとか(橋の代わりになったり、牛を運んだり、洗濯機や乾燥機になったり!)、
敵対している者でも非常時には協力したりと、
今まで観てきたガンダムと違って、やるせなさや強い悲しみを感じることが少なかった。
そう、癒される。
クスッと笑える場面が多かったよね。
キャラクターみんなが愛しくて。
楽しんで観ていたのです、最終回の前まで。
いえ、最終回のラスト5分前まで。
戦争が終わった。
キャラクターたちのその後がわかった。
日常に戻っていく。地に足が着いたくらしをする。
よかったね、よかったね。
その中で、あれ?
なんで?
なんで?
嗚呼、そうなのか。
悲しかった。
理解できるけど、悲しかった。
物語は終わったけど、キャラクターたちのくらしは終わらない。
だから、きっと、また動きはある。
新しい風は吹く。
ロランがソシエのところへ帰る日が来ると信じています。
ソシエはホントきれいになった!
さて。
最終回は、寂しかったんですが、
それまでは楽しく観てました。
ギム・ギンガナム。すごいな。
ハリーもグエンも、ギンガナムに比べたらフツーに見える。
49話の最終決戦。
ハリー「ターンエックスは金縛りにする」
ポウ「了解!」
ハリー「Iフィールドバリアー! ギム・ギンガナム、刺し違えてその命貰い受ける!」
ギンガナム「このターンエックス、すごいよ。さすがはターンエーのお兄さん。スモーのエネルギーは全てもらっている。ゲンガナムの電力をいただいたようにな。解っているのか、ハリー・オード!」
ハリー「ユニバァース!」
ギンガナム「月光蝶である」
緊迫した場面なんだけど、あまりの名台詞の応酬に正直、ポカーン( ゚д゚)
突っ込みどころが多すぎる。
ポウが、ハリーに協力してる! 泣いてない!←ソコカイ!
「Iフィールドバリアー!」って必殺技かいな。
「このターンエックスすごいよ、さすがはターンエーのお兄さん」
これ聞いて、「? 今なに言うたん?」とスマホの画面に向かって訊いてしまいましたよ。
そして、極め付け。
ハリーの「ユニバァース!」
いやぁ、すごかった。
あんなに緊迫してるのに、ポカーン( ゚д゚)でしたもん。
ハリーはかっこいい。
キエルの思いにちゃんと応えたから、よかった。
服の趣味は、やっぱり変だけどね。
そしてですね。
後半、大好きになったのが、このお方。
リリ・ボルジャーノ嬢!
グエンさまの婚約者。
高飛車だし、ディアナさまのキエルにキツく当たるし、憎まれキャラ?と思いきや、どんなことにも動じないし、政治的手腕に長けている。
裏切ってギンガナムと手を組んだグレンに置いていかれても、リリ嬢は動じない。
婚約者を見限って、平然と指揮をする。
すごい。
ロランに、「ローラになってグエンをたらしこみなさい」なんて言うし(笑)
そこで「それはいい」と賛成するハリーもひどい(笑)
最初は「山師の娘」とキエルを下に見ていたけど、ディアナカウンターの大将として努めた努力を知るや、「お友だち」と認める。
ただの高飛車なお嬢様じゃないの。
私はスカートを履いてアメリアを統治する。
確固たる思いに向かって、突き進む。
リリさまは、すごい。
かっこいい。
ターンエーの次回予告は、いつもロランでした。
ストーリーを予告して、
「次回ターンエーガンダム 」のあとにタイトルを言い、最後にひとこと言うんだけど、そこには必ず「風」が入ってます。
例えば
「戦争の風が吹いた」
「夏なのに風は冷たい」
「風は止まらない」
いいですねぇ。実にいい。
「風のように僕が舞う」や「風はミルクを運べない」のように、「はぁ? 」って時もありました。
そして、この次回予告の
「次回、ターンエーガンダム」←この言い方が、毎回とてもいい。
ロランの「ターンエーガンダム」強さがなんともいえない。
30話を過ぎたあたりから、ちょっと弱い時があって、「言い方、良くないなぁ」と思ってましたが、何話かで元の強さに戻りました。
よかった!
ターンエーガンダム、観てよかったです。
観終わったけど、またリピートしてます。
福井晴敏さんの小説も、読みかけです。
こちらはアニメとは全然違うから、別物として楽しみます。