フランシスコ・コッポラ製作総指揮
「秘密の花園」1993年
バーネット女史の同名児童文学の映像化です。
両親を亡くし、親戚のクレイヴン伯爵の屋敷に引き取られたメアリー。
閉ざされた庭園を見つけ、友だちのディコン、病弱ないとこコリンと共に、花園を復活させる。
子どもの頃に読んだ本の世界、そのまま。
お城、ムーア、花園、動物たち。
メアリーの衣装が、すてき。
メイドのマーサ、かわいい。
動物たちの演技が自然でびっくりする。
昔だから今ほどCGなんてないだろうし、CGぽくもない。
演技なんてしてないだろうから、自然に見えるように撮ってるんだろうけど。
すごいな。
コマドリ、ちゃんと、入口の場所を教えてるもんな。
カラスは。賢いから演技してそう(笑)
鈴置さんは、クレイヴン卿。
メアリーのおじさまで、コリンのお父さん。
最愛の妻を亡くした悲しみで花園を閉ざし、病弱な息子まで失くすのが怖くて、愛を示さない。
寂しい、悲しい人。
原作よりも若いイメージ。
やるせなさ、寂しさ、戸惑い、そして、和解。
やさしいやさしい鈴置さん。
ヒーローでもない、フッ系でも、悪役でも、三枚目でもない。普通にやさしい鈴置さん。
こんな役が実は一番好きなのかもしれません。
パッケージのキャストに鈴置さんの名前が無いので、出てくるまでちょっと心配でした。
ちゃんと出てて良かった!