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塚口サンサン劇場でダグラムを観る

塚口サンサン劇場のサンサンサンライズ。

もう2週間も経ってしまいましたが、「ドキュメント太陽の牙ダグラム」を観に行きました。

ダグラムは、子どもの頃、テレビで見ていたけど、話についていけなくて脱落。
劇場版も観に行ったけど、全く覚えてません。
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地球の植民惑星デロイア。
自治独立を求めた動乱が起き、地球連邦評議会議長 ドナン・カシムが人質に取られる。その息子クリン・カシムは、志願し人質救出作戦に参加した。

ドナンは解放され、デロイアは自治州に昇格するが、首謀者フォンシュタイン大佐は免責され、独立に賛同した議員や独立運動家たちへの弾圧が始まる。

つまり、これは独立を阻止するために議会と軍が仕組んだ狂言だった。

そのことを知ったクリンは、父の元を去り、独立運動に身を投じる。

えっとですね。
一応、少しは観てたんですよ、テレビ。

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主人公はクリン。井上和彦さん。
主役のクリンがダグラムに乗って、サマリン博士や仲間たちと力を合わせて、正義のために戦う。

テレビではそうでした。
でも、劇場版はドキュメント。
デロイア紛争に焦点を当てているんです。

クリンは活躍しません。
仲間の少年たちもちょこっとしか出てこない。
話を進めるのは大人たち。
つまり、政治なんです。
各々を動かすものは、理念であり、野心であり、必ずしも正義ではない。

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一番出てくるのは、この人。
ドナン・カシム。クリンの父さん。

番組的には敵なんだけど、人間的にはいい人なのです。自分の元を去って独立戦線に加わったクリンのことを認めている。普通なら歯向かう息子を頭ごなしに否定しそうなもんなのに。 えらい父さんです。

政治ドラマで、人間ドラマ。
主人公もその仲間も、主役メカも目立たない。
子どもの頃はそれをつまらなく感じたけど、大人になった今は理解できます。

こうでもしなきゃ、70話もある話を2時間にはできないですよね。英断。

さて。
ダグラムには鈴置さんが出てるんですよ。

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ザナ中尉。連邦軍士官。
正義感溢れる人。
基地で反乱を起こし、独立側に加わる。
いい役です。

政治的駆け引きで物事が進んでいく。戦ってる人たちには、今がどうなっているかわからない。なんの手応えもないのに、「終わりました、独立です、1時間後に武器を放棄してください」

勝利したのに、達成感がないことに戸惑う。
最後まで非凡。

劇場版のエンディングは、テレビ版のオープニングだった「さらばやさしき日々よ」でした。
この歌、好き。
麻田マモルさん、上手いよね。

終わったら、拍手が起こりました。
サンサン劇場のお客さんはあったかいですね。


ネットをウロウロしていて、こんなものを見つけました。
劇場で併映だったチョロQダグラム。

こっちの方が、クリン、活躍してますよ!
本編よりセリフ多い(笑)

もう一本の併映、ザブングルグラフティも大画面で観たいなぁ。

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by m_n_erin | 2018-11-02 16:06 | 鈴置さんのアニメ・洋画 | Comments(0)