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予知夢って、信じる?

久しぶりに、聴いて、読みました。

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鼓ヶ淵。

だいぶ前に入手したのに、書いてなかったですね。

長唄と三味線を通じて出会った洋一郎と雅美。
目が見えなくなり山奥の湯治場に篭っていた雅美は、洋一郎を呼び出す。

見えない目。
知らぬ間に弾いていた三味線。
切れた糸。
聴こえる鼓の音。

雅美が見た四つの夢のうち、二つが本当になってしまった。
残る二つを本当にしてはいけない。

夢と鼓の音に追い詰められる雅美。
雅美を救いたい洋一郎。

1987年、雑誌小説ジュネに掲載され、翌1988年にカセットドラマ化。

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そう。カセットなのです!

「初のジュネカセット」ってことなので、まさにBLドラマCDのはしり。

BLということばがない頃のBL。

「ボーイズラブ」なんて軽いことばでは言い表せない風情があって。

カセットブックには「幻想純愛ロマン」と書かれています。
この話、オカルトっぽくもあるんだよな。

「伝奇」
いや、
「耽美」ってことばが一番しっくりきます。

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雑誌掲載時とカセットブックは、信田琴美さんのイラスト。

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小説版は、いのまたむつみさん。

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どちらも美しいです。

洋一郎は鈴置さん。
雅美は三ツ矢雄二さん。

他の出演者もいますが、ほぼ洋一郎と雅美の二人芝居。

ナレーションのない形式。
主役の洋一郎が心境や状況を話してストーリーを進めるから、鈴置さんはしゃべりっぱなしです。

嗚呼、なんてすてき!

ちなみに、構成・脚本の花枕桃次は、三ツ矢雄二さんの別名義です。

雑誌のインタビューによると(この話はまた次の機会で)、
洋一郎役、雅美役は、たくさんの若手をオーデションしたみたい。
が、けっきょく見つからなくて鈴置さんと雄二になったとか。

「(脚本を)書いている時は、(雅美役を)やるつもりじゃなかった」とは雄二の談。

鈴置さんは、三ツ矢さんの推薦らしいです。

鈴置さんの洋一郎は、穏やかで大人っぽくて、でもちゃんと高校生。
BLの鈴置さんって大人の男性が多いけど、この役は若い。声もちゃんと若く作ってる。

雅美を大切にしていて、やさしいの。

鈴置さんのことを、雄二は

「すごくやさしいんですよ。最近珍しいぐらい、やさしい人でね。やさしさが変にベタベタしない男っぽいやさしさ」

「(鈴置さんの)意地悪じゃないところ、包容力があるところ、そんな人柄が洋一郎の役にけっこう出ている」

なんかねぇ。
うれしいですね。

鈴置さんって、そんな人だったのね!

とってもいい声の鈴置さんですけど、実は収録時は体調が良くなかったのです。

前日に膀胱結石で救急車。
痛み止めの座薬を置き、座ってアフレコしたそうです。

このあたりの話は、別のBLCDのフリートーク(「大きなコケシの故郷で」)にも出てきます。

対する三ツ矢さんは、艶のある声で雅美を演じています。
みごとな美少年ぷり。

三ツ矢さんの雅美は、繊細で危うくて、でも芯がしっかりしてる。
洋一郎を「ようちゃん」って呼ぶの。
とてもかわいい。

雅美のセリフの

「でも、ようちゃんは器用だし、頭もいいし、生まれつきいい声だし、」

生 ま れ つ き い い 声 !

ここで思わず「うん」と大きくうなずいてしまいます(笑)

小説ジュネ1989年2月号に、カセットにまつわるインタビューが掲載されています。

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そのことは「本の中の鈴置さん・その2」で取り上げていますよ。

これを書くにあたり、改めてインタビューを読み直したら、最後にこんな文章が。

★ページの都合で残念ながら載せられなかった部分は、次号大ジュネでフォローしたいと思います。お楽しみに。

うん?
次号でフォロー?
ってことは、続きがあるんや!

てことで、インタビューの続きが載っている次号とやらを探すこととなりました!

手に入れば久しぶりに「本の中の鈴置さん」が更新できる!

さて、どうなりますことやら。
乞うご期待。

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by m_n_erin | 2020-04-08 21:41 | 鈴置さんのBL | Comments(0)