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本の中の鈴置さん・その15

鈴置さんの本、見つけましたよ!

前回書いたように「小説ジュネ」のインタビューの最後の文章

★ページの都合で残念ながら載せられなかった部分は、次号大ジュネでフォローしたいと思います。お楽しみに。

これに遅ればせながら気が付きまして(何年越しやねん)、探したのですよ、次号とやらを。

載っていた本は、小説ジュネ1989年2月号。
隔月刊だから次号は1989年4月号。

ネットで検索。発見。
が、目次にないのです、鼓ヶ淵インタビューの文字が。

おかしいぞ。これじゃないのか。

そこで、元の文章を再確認。
次号大ジュネ。
うん? なんだ、この「大」は。

つまりですね。ジュネには2種類あったのですよ。なにもつかない「ジュネ」と「小説ジュネ」。  
どちらも隔月刊で、毎月どちらかが出ていたってことです。

そして、小説ジュネを「小ジュネ」と略したことに応じて、なにもつかないジュネを「大ジュネ」と呼んだのでしょう。

つまりだな。
私が探すのは、大ジュネの次号。
1989年3月号ってことだ。

再検索。ヤフオクで見つけた。
うん、ちゃんと目次にも書いてある。これだ!

ってことで。
数日後に無事入手できました。

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大きい方ね。

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ちっちゃい字(昔の本は字が小さい!)で五段組6ページ。
うち2ページは読者からのカセットブックの感想。すごい量。

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鼓ヶ淵の話を中心に、演じることについてなど。
小説ジュネの方が、多岐にわたっていましたね。

最初のアフレコは冒頭の電話のシーン。
息のあった二人の会話に、誰からもなく「もうできちゃってるみたい」という声が。
鈴置さんが「もうできちゃってるもんなぁ」と返して、爆笑。

声優と役者。どっちが難しいって聞かれるけど、難しさって一緒ですよ。種類が違うだけでね。どっちも面白みがあるし、どっちも難しさがあるし、どっちも楽しさがあるしね。

誰の声かわかってしまうのが職業病。
鈴置さん曰く、

吹き替えで洋画を見ていると、これは誰、これは誰って声がわかる。せっかくのいい映画も顔が浮かんでくるわけ(笑)

だから、鈴置さんはストーリーがわかってる洋画は原語で聞くそうです。
さらに、キャスティングからディレクターもわかるとか。

なるほどね。
他に、

ディズニーランドのカリブの海賊は、みんな知ってる人。世界に浸れない。(鈴置さん)

マクドナルドの前で「今サンキューセットを買うと」とか聞くと、「あー和彦かぁ」とかね(笑)(雄二)

だから、鼓ヶ淵も、知り合いだったら大笑いすると思うよ、鈴置がやってるってだけで。

とおっしゃってましたが。
いやいや。そんなことはないと思いますよ。

演じることについての話の中で、

山田洋次監督の映画にエキストラで出たことがある。青年団が車座で会議しているシーンで、全員が笑わないといけないのに、細切れに撮ることに慣れず、アップなのに全然笑えなかった。山田洋次さんが来て、「お前、今まで生きてきて笑ったことないのか?」とその場面はカットされた。ヨーイ、スタート!アハハ!ってそれができなかった。

みたいなことが書いてありました。

映画とな! 観たい!
山田洋次監督作品なら、今でもありそうやん。
探す!

ってことで。
次回は、その映画について書きますね。

鈴置さんをたどる旅は、続くのです。

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by m_n_erin | 2020-04-12 23:34 | 本の中の鈴置さん | Comments(0)